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2017.01.05.
をかしやのルール補足と委託に関して
をかしやのルールに関していくつか補足いたします。
1.決算時の店コマの維持費を支払う際に、勝利点が0点のプレイヤーは、お金チップを持っている限り必ず支払わないといけません。足りない場合は支払える分だけを支払います。
2.「店コマの配置」アクションで「他のプレイヤーが店コマを配置しているマスにも配置できません」との記載をしておりますが、「店コマの配置」アクションでは自分の店コマが置かれているマスにさらに自分の店コマを配置することもできません(特定の注文カードのボーナスでのみ、同じマスに複数の店コマを配置することが可能です)。
委託に関して。
現在イエローサブマリン様とディアシュピール様に「をかしや」の委託販売をお願いしております。
ディアシュピール様では通販も対応可能です。なお、手元の在庫を全て送ってしまっております。
再版の予定は未定ですので、ご検討の方はこの機会にお求めくださいませ。
2016.12.10.
同人ゲームを製作してゲームマーケットに出展するに当たって必要なこと【その2】
2分割の記事の2つ目です。その1は下記からどうぞ↓
http://ouyuuan.cloud-line.com/blog/2016/12/29313/
宣伝・告知
これも重要です。沢山のサークルさんが出展している中では、大切なことです。知ってもらえないとそもそも買ってもらうこともできませんので…。
これに関して、とある製作者さんが言われていて、印象に残っていることがあります。
製作作業は、始めるとイベントが終わるまで(終わっても?)ずーっと忙しいものです。やらなければいけないことは山ほどあります。そのような状況の中で、マニュアル書きや丁合、梱包などは、後回しにしても、やらないとゲームが完成しませんので、絶対にやります。
でも宣伝は後回しにしてしまうと、他の作業に押されているうちに余裕がなくなり、やらなくなってしまいます。なので、早い段階から隙間の時間を見つけるなどして、宣伝にも多少は時間を割いておくべきだと。じゃあその宣伝はどうやってやるの?という話ですが。
やっぱりインターネットによるものがメインになりそうです。
・ゲームマーケット公式ブログにアップする。
自前のページもあった方が良いでしょう。ホームページ、もしくはブログ。無料なのに綺麗なレイアウトで作れるところも多いです。jimdoとかcloudlineとか。ちなみにウチのこのサイトはcloudlineで作成しました。今までホームページやブログなんてやったことなくても、ある程度のものは作ることができました。
あとはTwitter。こちらも結構主流だと思われます。何より手軽に投稿できるので、マメに情報を発信することができます。
私はそういったスキルが全くないので、残念ながらできておりませんが、効果はかなりあると思います。いくら文字で伝えようとしても限界がありますが動画ならば一発です。特にコンポーネントが目を惹くような物の場合は効果抜群です。動画を作る場合はまずは短めのものが良いかと。2分ぐらいに概要や魅力を詰め込んだもの。そこで興味を持ってくれた方向けにより詳しい内容のもので長いものを作るというような感じが良いと思います。
宣伝の項目とは少し違う気もしますが、もう1つ出展すると決めてからやったことがあります。それは、オープン会に遊びに行くということでした。今まで身内でしか遊んでいなかったので、所謂ボードゲームギョーカイに製作者の友人知人はおろか、そもそも知り合いなど1人もいない。それではあまり良くないのではないかと思い、オープン会に顔を出すようになりました。そこで色々な方と遊んだり、二次会とかでおしゃべりをしているうちに、非常にありがたいことに交遊の輪が広がっていきました。
ゲームを作っている方もゲーム会に来ていることも多く、また最近ではテストプレイ会なんかもあったりするので、色々アドバイスをもらえたりもしました。作り始めてから出てきた製作の悩みや愚痴めいたものも相談しやすかったりするので、そういった交流の場は本当にありがたいです。
と、色々書きましたが、宣伝はほどほどに。やり過ぎてしまうと逆効果になることもあります。
また、とても面白そうに書いてあったゲームを実際遊んでみて、おや…?と思うようなことがあると受けるダメージはより大きくなるというようなこともありますので、やっぱりルールを作り込む方が大事ではあると思います。
丁合
納品の方法次第ですが、納品されたあとにこの工程が入るところが多いのではないでしょうか。Aの束が500枚、Bの束が800枚、Cの束が1000枚届いて、その中から1箱につきAを5枚、Bを8枚、Cを10枚取って箱に入れて…みたいなやつです。同人誌とかなら納品されたものをそのまま送ってしまえば良いのでしょうが、ボードゲームだとそうはいきません。
発送
箱に詰めるところまで終わったら、ダンボールに詰めて発送します。ちゃんと梱包しないと、途中で箱が開いてしまって中身がバラけたり、破損したりする可能性もあるので、気をつけてください。緩衝材も入れた方が良いでしょう。
当日のブース設営
必要なものは色々あります。
・ブースを飾り付けるもの
・ガムテープやハサミやマジックなどの文房具一式
・お釣りを入れるケースや手提げ金庫
・お釣り(頒布価格に合わせて。1000円とか2000円とかなら楽なのですが、1700円とかだとかなり大変です…そういったことも考えつつ頒布価格は設定しましょう。)
・布(ブースと試遊卓のテーブルにかけるのに必要です。何もかけたりしないと寂しいので。ブースの方でオススメなのが、90×90の普通の風呂敷です。和風な感じになってはしまいますが、これがブースのサイズにピッタリでして。今後机のサイズが変わる可能性はありますが、家でブースのレイアウトを試すときなどにも重宝します)
当日(売り子、試遊卓)
人手は必要になります。1人ではトイレにもいけません。ということで最低でも2人。試遊卓をとっているのなら、そこにも1人で最低3人は必要になります。
ブースと試遊卓の距離が多少離れてしまう可能性もあります。事前の打ち合わせは欠かさないようにしてください。
GM終了後
委託をする場合はその準備です。委託するに当たっての条件を、お店側と詰めることになります。
めでたく完売した場合は、嬉しいけれど悩ましい、再版という問題が発生します。まず再版するのかしないのか。再版するとして今度は一体いくつ刷れば良いのか。また、次のゲームマーケットに合わせて再版するのか、それともすぐに再版をかけて、委託などをお願いするのか。
さらには次回作はどうしようか…ゲームマーケットが終わってもやることは沢山あります。次を考えながら「こんなのを作りたいなあ」と考えているときが一番楽しいかもしれません。
最後に
以上、簡単ですが、自分でボードゲームを製作してゲームマーケットに出展するまでには、だいたいこういったような工程が必要になります。
さて、本日がゲームマーケット2016秋当日です。
ダンボールの中にハサミやカッターを入れて会場に送り、あまつさえどの箱に入れたかわからなくなって結局ほとんどを手で開けるなんてことにはなりませんか?
会場着いたら出展受付忘れずに!最初に済ませてしまうのが良いでしょう。
今回初の試み、ふくびき券はどうするか決めました?
2016.12.10.
同人ゲームを製作してゲームマーケットに出展するに当たって必要なこと【その1】
※こちらの記事は「I was game」さんの企画、Board Game Design Advent Calendar 2016の11日目の記事として作成いたしました。
はじめに
桜遊庵というサークルをやっております折口と申します。ゲームマーケット秋2013で初出展いたしまして、今のところ6つのゲームを製作しております。
同人ゲームを製作してゲームマーケットに出展する場合に、どのような工程や作業が必要なのかということについて、ある程度時系列に沿って書いていきます。各項目に関してざっくりと書いているので、とてもためになる!というよりは、出展するならこういうことをやっていかないといけないんだなあぐらいに受け止めていただければと思います。
ウチの場合
まず、初出展しようと決めて動き出したときのウチの状況ですが、次のとおりです。
ボードゲームを割と頻繁に遊んでいる。結構買ってたりします。ただし遊ぶ環境は身内でのクローズ会のみで、オープン会には行ったことない。
illustratorとかPhotoshopなんて全く触ったこともない。CMYKとかRGBとかさっぱりです。
同人活動はこれが初めてで、今までに同人誌作ってイベント出たりみたいなこともしたことない。
そんな初めてだらけで出展するまでの製作過程です。
出展申込
まずはゲームマーケットに申し込まないことには始まりません。ここのところずっと一次申込と二次申込の2段階制です。
ただ、会場のキャパシティとサークルの数によっては、抽選とか二次申込無しということもありますので、申込みは早目の方が良いでしょう。
申込むときには、大きく分けると、企業ブースか一般ブースか、また試遊卓をつけるかつけないかを選ぶことになります(2016秋からエリア出展なんていうのもできましたが、企業さんの中でも大きくブースを取りたいところ用ですね)。
当然ですが、試遊卓を取る場合は、売り子をする人に加えて人手がさらに必要になります。
申し込んだら入金もお忘れなきよう!
ネタ作り
出展申込をする前から動いているところが多いとは思いますが、2番目に持ってきました。ゲームを作ろうにもネタが無いことには始まりません。
テーマから考えるか、システムから考えるかとか色々と話題はありますが、今回の主題はそこではないので割愛します。自分が好きなテーマやシステムから考えると作りやすいかもしれません。
テストプレイ
ある意味ここが1番時間をかける所かもしれません。思いついたネタをとりあえず遊べるようにしなければいけません。ウチでは100均で買ってきた白紙のカードに書き込んだものをトランプと一緒にスリーブに入れて使ったりしています。そして、準備ができたら何度も何度も繰り返してテストプレイを行います。
色んな方に遊んでもらうのがベストです。普段はボードゲームを全く遊ばない。というような人に遊んでもらうと、思わぬ意見やアイデアをもらえることもあります。もらった意見をどこまで反映させるべきなのかわからなくなったり、テストプレイをやり過ぎて自分ではもう面白いんだかつまらないんだかわからなくなってしまう、というようなこともあるでしょう。
そういった時には原点に戻ってみると良いかもしれません。もともとはどのようなゲームを作りたかったのか。そこを忘れないようにしてください。
カタログ原稿
申込みをして、入金も終わってデータ製作とテストプレイで忙しくなっているときに背後からこっそりバールのようなものを持って忍び寄って来るのがカタログ原稿です。限られたスペースでそのサークルとゲームの魅力を最大限に表す必要があり、案外時間を取られます。
理想はタイトルはもちろん、箱の絵やメインとなるビジュアルなどが完成していると良いですね。原価計算なども綿密に行い、価格が明確に決まっているなら良いのですが、見切り発車やドンブリ勘定で暫定価格を載せると、痛い目に合うのでやめましょう。痛い目にあった人が言うんだから間違いありません。
データ入稿
ここも大変な項目ですね。ウチの場合、最初の出展のときにはデザイン知識のある知人にデータの作成をお願いしてしまいましたが、以降イラストはお願いして、レイアウトは自力で頑張っています。
入稿・部数決定
データができたら入稿です。なるべく余裕を持って入稿したいものです。入稿したあとにデータの形式が間違っていたり、フォントのアウトラインを作成していなかったりなんていうことがあると、印刷工程に入れません。ギリギリで入稿すると修正が間に合わなくて納期が遅れてしまうこともありえますので、時間には余裕が必要です(本当に)
入稿するときにはどれぐらいの数を刷るのかも決めなければいけません。いったい何部刷れば良いのか、凄く頭を悩ませる問題だと思います。
以前(ゲームマーケットが浅草でやっていた頃の話です)は30部とか50部を刷って、売り切るのがやっとだったそうですが、最近ではビッグサイトに移って来場者の数が増えてきたことなどもあり、300部や500部を一度のイベントで完売できるサークルさんも出てきました(羨ましい!)。ただ、最近は出展者数もドンドン増えているので、その分お客さんも分散してきているのかな?という気もしています。
また、部数と密接な関係にあるのが価格です。上手くこれら2つの折り合いをつけなければいけません。
あまり少ない部数にしてしまうと原価が上がるので、価格を高くしなければならなくなってしまいます。そうするとお客さんも手に取りにくくなってしまう。かといって刷り過ぎると余ってしまったときに恐ろしい。見積もりとにらめっこしながら唸ることになるでしょう。
そのあたりの落としどころが重要になってきますが、とりあえず赤字になるような価格設定は避けた方が良いです。
100〜200部という数字を多いと感じるかどうかは人それぞれだと思いますが、一度のイベントで売り切るつもりではなく、2〜3回のイベントで売り切る、また委託なども見越しているのであれば、100部では少ないかもしれません。
自分の頭の中ではもちろん完璧にルールを把握できているとは思います。ただ、それを初めて読んだ人がすんなりと理解できるように書かなければいけないというのが、ルールブックの大変なところです。まだまだ私も修業中の身というか、実践しきれていないところも多いのですが、いくつか思うところを。
・最初に概要や流れを書く
初めにそのあたりのことがわかっていると、読み易いです。この行動はこれに繋がるからこうなんだろうな、と理解しやすいです。
・読み易かったゲームのルール構成を参考にさせてもらう
これも大事ですね。あのゲームのルールはすっと頭に入ってきたので、どのような構成で書かれていたのか参考にしてみる。という感じです。
・一度もそのゲームを遊んだことのない人に読んでもらう
頒布したものは、基本的にそのゲームを見たこともない方が遊ばれるので、こういった校正は重要ですね。
・自分で何度も何度も繰り返して読む
もちろん当たり前のことですが。正直10回読んでも全然足りないです。読む度に誤字などの修正個所がみつかり…1ヶ所見つけたら30ヶ所みたいな感じです。
その他印刷物(名刺、ポスター、チラシなど)
入稿するものは、カードや箱のデータ、ルールブックだけではありません。必要なものは他にもあります。例えば、ポスターやチラシなどの目を引くものでもないと、あれだけのサークルさんがひしめいているビッグサイトでは見つけてもらうのも一苦労です。
名刺にも色々サークルさんごとの個性があって面白かったりします。形がユニークだったり、裏面などがデザインしたゲームのカードになっていたり、なんと名刺がゲームになっていたり!サークルの顔にもなるわけですから、できれば凝りたいところです。
長すぎたのか上手いこと登録できませんでしたので、その2に続きます。こちらからどうぞ↓
http://ouyuuan.cloud-line.com/blog/2016/12/29314/
2015.05.09.
「ひとひら」ルール補足・委託の取り扱いに関して
ひとひらに関して、いくつか記載いたします。
ルールの補足です。
・能力「小松乙女」の処理に関して。
非常に稀なケースですが、黒いコマを3つ引いた場合は、黒いコマを獲得することはできない。
というルールを優先し、黒いコマ3つを袋に戻してください。もう一度袋から3個引いたりもしません。
また、「ひとひら」の委託販売が開始されました。
イエローサブマリン様の下記店舗にて取り扱われるそうです。
札幌、新宿、池袋、宮原、京都、なんば、名古屋、
秋葉原店では昨日より、他の店舗では本日~明日ごろより取り扱いが開始される予定です。
他のお店などでも委託が始まりましたら、再度連絡いたします。
よろしくお願いいたします。
2015/5/12追記
黒いコマを巾着から引く際の処理に関して。
【重要】失敗の判定の際は黒いコマを全ての色として扱います。
6ページ記載の上記のあたりがわかりにくく、申し訳ありません。
こちらですが、下記のとおりとしてください。
「失敗の判定の際、黒いコマは手番プレイヤーにとって常に不都合になるように(失敗するように)、
他の5色のいずれかとして扱います。」
例を挙げますと、赤・青・黄・黒と引いた場合。
次に赤を引く→黒を赤として扱い、赤が3個あることになり失敗します。
青・黄を引いた場合も同様です。
次に白を引く→黒を引いていない残りの1色(水色)として扱い、5色あることになり失敗します。
水色を引いた場合も同様です。
次に黒を引く→既に引いている色が3個あることになり、失敗します。
上記のように、黒を引いた場合に獲得できる最大個数は4個となります。
黒のみを引いた場合、獲得できる最大個数は黒2個となります。
ついたての中の得点計算に関して。
赤・黄や青・水色を1個もついたての中に入れておらず、黒をついたての中に持っているときに、
その黒コマを赤・黄や青・水色とみなすことはできません。
自分の場に黒を置いているときは、好きな色として計算することができますが、
ついたての中に黒があるときは、赤・黄か青・水色のどちらかのグループに振り分けることしかできません。
例を挙げますと、
ついたての中に赤3個、黒1個があるときに、黒を赤・黄のグループに振り分けて赤4個分とすることはできますが、
黒を青とみなして、赤3個 青1個とすることはできません。
色々とわかりにくい個所があり申し訳ありませんが、今後ともよろしくお願いいたします。
2015/5/15追記
高円寺のすごろくや様にて、ひとひらの取り扱いが開始されました。よろしくお願いいたします。
2013.11.07.
ゲームマーケット2013秋 終幕
2013.10.08.
かれいどの注意点と良いところ
2013.09.01.
ゲーム紹介【エイトミニッツエンパイア】
余裕がある時には簡単にゲームの紹介もしていけたらな、と考えておりまして。
アンタそんなことやっている余裕があるのかい?
と突っ込まれてしまうと困ってしまうのですが…。
第1回目は最近話題の?「エイトミニッツエンパイア」を紹介したいと思います!